2005年 02月 11日
うちのアパートでは、夜寝る前に玄関の前にゴミを出しておくと、
毎朝ゴミ収集屋さんがそれを持っていってくれる。 ゴミ収集屋さんの姿を見るのは月に一度の集金の時だけ。 だがしかし、ここ2ヶ月ほどちょっと変わったことが起きていた。 【ゴミがなくなる】 朝9時ごろにゴミのお兄ちゃんが来て 「ゴミは?」と訊ねる。 あれ?夕べドアの前に出しておいたのに。 誰よーヒトの家のゴミ持ってく物好きは。 【集金に2度来る】 月末にゴミの兄ちゃんにお金を渡したのに、 月初めにゴミのおばちゃん(兄ちゃんの家族)がまた集金に来る。 え?だって兄ちゃんに払ったよ? おばちゃん、兄ちゃんに聞いてみてよ! こんなことが続いて、さすがにおかしいと気づいたわたくし。 で、アパートのチョキダル(見張り)君に怪しいヒンディ語で尋ねてみた。 私 「最近うちのゴミ、なくなっちゃうんだけど」 チョ「あー、そりゃ他のゴミ屋が持ってってるんだよ」 私 「あのおばちゃんと兄ちゃんは家族でしょ?他にもゴミ屋来るの?」 チョ「もう一人いるよ」 なるほど・・・やっぱり。 もう一人のゴミ屋さんは、いつもの兄ちゃんより先に来るらしい。 だからドアの前においておくと持っていかれてしまうのだ。 じゃあ、夜ゴミを出すのはやめて、手渡しにしよう。 これで一件落着じゃん。 ・・・が、その月もまた2度目の集金が来てしまったのである! おお、まだこの問題が残っておった。 私「おばちゃん、先週兄ちゃんにお金渡したよ!」 ゴ「もらってない!」 私「だって渡したもん!(2回も払ってたまるかー)」 ゴ「もらってないったらもらってない!」 私「兄ちゃんに聞いてよー(大ブチ切れ)!!!」 おばちゃんと大喧嘩した次の日の朝、 布団の中でまどろむわたくしの耳に、足音が聞こえてきた。 階段を昇る足音・・・ ハッ!もう一人のゴミ屋か?! おばちゃんと毎月戦うの疲れるし、 ひと月幾らかきいて、このヒトにゴミ頼もうか? 玄関を開けると、一人の兄ちゃんが ちょうどお向かいのゴミを持っていくところだった。 兄「ゴミある?」 私「あるけど、普段他のヒトが持ってくんだけど」 兄「おばちゃんだろ?それおいらの母ちゃんだ」 えーーーーーーーーーうっそーーーーー。 ええそうです、 おばちゃんの家族と思っていた兄ちゃんは赤の他人で、 朝早く来るこの兄ちゃんが息子だったのですー。 ああ、なんでこんな単純な間違いを・・・! それはね・・・、 いつもの兄ちゃんの顔がなんとなくおばちゃんと似てたから。 こんな長い文章書いといて、 オチがこれかよって怒らないでくださいまし。 考えてみたら、インド人の顔ってわたくし はなから全然区別がつきませんでした。 それなのに、似てるも何もありゃしませんね。 ヒトを顔で判断してはいけない、 というのが今回の教訓。 おそらく。
by tacca531
| 2005-02-11 21:24
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