2013年 03月 21日
半袖&素足で過ごしていますが、
まだまだデリーの春は続いております。(しつこいぞ) だって今年はホーリーのお祭りが27日だから、 それまでは夏にならないはずなんだもの。 ちなみにホーリー祭は色粉、色水をかけあうお祭りで、 夏の到来を意味するのだけれど、 『無礼講』の名の下に、 この日は誰でも一緒にドロドロになって遊んで良いことになっている。 そんな1日限りの無礼講よりも、 常日頃の差別や格差をなくした方がいいだろうに。 と、ブツブツ言ってる反ホーリー派なわたしだけれど、 要はあの色粉が嫌いなのだった。 (だって付いたら落ちないんだよ〜) 随分前にヒンディ語学校の先生が、 「昔のホーリーは、今みたいにドロドロじゃなかったのよ」 と言って、子供の頃地方の田舎で行われていたホーリーの話をしてくれた。 その田舎では、ホーリーの日の朝、子どもたちは花を集めに山に出かけて行き、 お母さんたちは大きなお鍋にお湯を沸かして待っている。 子どもたちが集めた花をお鍋に入れて、煮出して色を出し、 そのまだ温かな水を掛けあってお祝いしていたのだそうな。 「色はうっすらとしか出ないけど、花の香りがして、良いホーリーだった」 …と。 風情があって素敵だなあと思った。 そういうホーリーなら、水掛け合いっこもいいかも。 実際はそろそろ出歩く時に、 どこかの家から思いっきり飛んでくる水風船を警戒しないといけない、 そんな時期を迎えているデリーであります。 うちの近所は特に危険区域なので、油断禁物。 だいたい春とか秋というのは、 暑くも寒くもなく過ごしやすくてぼんやりしていると、 いかにも『あっという間に』終わりすぎる。 今年もなんだか部屋からあまり出ないまま終わりそうだったので、 これはイカンと出かけてみた。 来た先は夕暮れ時のDilli Haat。 またしても『屋台メシ』関連イベント。 相方と出かける先々は、かなりの割合で屋台メシ関連な気がする…。 今回はビハール州の日を記念した、ビハール屋台メシ特集。 舞台では、歌や寸劇っぽいものをやってて、 平日とはいえそれなりに盛り上がっておりました。 屋台の業者さんのための組合が企画してることもあって、 みんなキャップを被ったり衛生面も気をつけてる様子。 普段からこうなったら良いですなあ。 上の句がビハールなら、下の句は『リッティー・チョーカー』、 と言えるほど代表的なスナックらしくて、 何店もコレを作って出していた。 ここのはまん丸でちょっと可愛い。 これをギー(精製バター)にどぷっと浸して、 チャトゥニーと共にくずしながら食べます。 好きな味。 チキンフライもクリスピーで、見た目より全然辛くなくて、 おいしかった。 この手のイベントなので値段設定は高めの、50ルピー/ピース。 うーむ、KFC並ですね。 でもKFCを食べると最近必ず胸焼けして、老化を嘆いていた私だけれど、 コレは大丈夫だった。 手前:チキン・プラオ(炊き込みご飯) 奥:チキン・コルマ(カシューナッツ入りグレイビー鶏カレー) どっちも辛さ控えめで、大変おいしゅうございました。 摂取カロリーはもう考えないことにして、 ひたすら食べ続ける2人。 デザートは、ジャレビー。 頭いたくなる程の甘みではないけど、シロップは大量にじゅわー。 揚げたてをもらって、熱々をいただいた。 美味しい南インドコーヒーも飲んで、お腹はちきれそう! 真夏が来たら、さすがの私たちも屋台メシは控えねばならないので、 今日は食べ納めでもあった気がする。 また秋に会う日まで〜…。 さて、おまけのコレはジャレビーのお店で、 看板代わりになっていた特大ジャレビー。 さすがにシロップには漬けてないけど、上手に作ってあってかわいい。 ああ、春って素敵。 ホーリーまでキャンペーンは続きます。ふっ。
by tacca531
| 2013-03-21 19:12
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