2005年 07月 18日
毎日インドでインドのモノに囲まれて生活していると、
だんだん目が『インドじゃないもの』を求めるようになってくる。 最近日用品の買い物なんかをしていて、ついつい目が行くものというと、 ちょっと珍しげな輸入品とか、新発売の製品なんかがほとんどで、 旅行で来た時のように「インドっぽい」モノを求める目とは 自分の視線のベクトルがまったく違ってきているのを感じる。 インドも輸入品の数がどんどん増えてきているようで、 近所の金物屋さんでも中国製品が普通に売られているし、 最近のインド製品は輸入品のコピー的・モダンなものが多い。 「なかなかやるじゃん、インド!」と単純に褒めたい一方で、 でもいわゆる「昔ながらのインドのモノ」っていうのはどんどん減っているのですね。 昨日本屋さんで見つけて、つい買ってしまった写真集『100% INDIA』。 洋書だから日本でも売ってるはず。 インドならではの日用品を集めた写真集です。とても可愛い。 地方の小さな工場で作られたような、ジャンクだけどアイデア溢れるものがたくさん。 うちには大したものはないけど、台所をゴソゴソしてみると・・・。 ステンレスのお皿は、こっちに来て初めて買った食器です。今も朝食のトーストのせて愛用中。寝ぼけて落としても割れないし。 その他、左から・・・ 【茶漉し】チャイ作りには欠かせない。チープ感漂うプラスチック製。 【ティースプーン】貝殻でできてます。これは実用性全然なし。 【ナイフ】ガスコンロ点火用ライターと何故か必ずセットで売られてるもの。ライターだけ欲しくても、どうしてもナイフが付いてくる。 【お玉】ダールとかスープの取り分け用。他にご飯用とかもあります。 そのうち、こういう普通の台所用品もお洒落な輸入品やそのコピーにとって代わられて、 なくなってきちゃうんでしょうか。それはちょっとさびしいなあ。 また少し見方を変えて、金物屋さんを覗いてみたくなりました。
by tacca531
| 2005-07-18 19:10
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