2006年 06月 10日
東へ向かうんだ、にんにきにきにきにん。
一泊二日でコルカタ(カルカッタ)へ行ってきました。 Shozoさんのお仕事に同行させてもらうことになったのです。わーい。 デリーから飛行機でびゅ〜んとひとっ飛び、私にとって初めての東インドです。 コルカタについて私が知っていた数少ないキーワードは、 ・東インド会社(社会科で習った) ・タゴール(大詩人。まだ伝記は読みかけ) ・ベンゴーリー・スイーツ(美味しくて有名) と、いうお粗末なもので基礎知識とすら呼べませんでしたが、 降り立ったその地は…。 すでにモンスーン入りしているコルカタ。 なんて緑々しいんでしょう。空気がしっとりと潤っている。 埃っぽいデリーを見慣れている私の目には、その風景がひどく美しく映る。 少し郊外に出ると、草むらでモリモリと草を食べる牛の群れが。 そっか、人から残ったチャパティもらったりゴミ捨て場をウロウロしなくても、 ここの牛は生きていけるんだねえ。幸せなことだ。 デリーの牛がなんだか健気に見えたりして。 牛といえば、コルカタで飲まれるミルクは「Cow」のミルクなんだそうです。 乳牛ってことですね。 一方デリーなどでは「Buffalo」、つまり水牛のミルクが飲まれています。 乳牛のミルクはあっさりしているので、だからベンゴーリー・スイーツは美味しいんだよ、と。 たしかに、デリーのお菓子の方がかなりヘビーですな。 こちらで飲む紅茶もお鍋でミルクと一緒に煮出すものではなく、いわゆる英国式。 ストレートの紅茶をカップに注いで、少量のミルクを入れるものでした。 コルカタの街並にはいまも英国領時代の面影が深く残っていて、 時々「ここはどこだっけ?」という感覚におそわれる。 まあ、数秒後には「やっぱインドだよな」と思わされるんですけども。 お昼をご馳走してもらったオベロイ・グランド。雰囲気いいなあ。 ここではビーフステーキが食べられます。 あぶないミッキー。バスのペイントはデリーよりずっと面白かった。 コルカタから列車に乗り3時間、シャーンティニケタンへも行きました。 車窓から見えるのは、広い広い水田と藁葺きの家々。 シャーンティニケタンは大学がある以外特になーんにもないド田舎ですが、 元々田舎育ちなんだから落ち着かないわけがありません。 夜になると虫の声が聞こえるほど静か。実家をふと思いだす。 泊まらせてもらったお家。別荘なんだそうです。 そこらへんのホテルより落ち着く、素晴らしく居心地の良い部屋でした。 インドに来て2年。 デリー=インド というとんでもない勘違いをしてたかもしれません。恥ずかしながら。 今回は駆け足の旅だったので、自分の足でのんびり街を歩けなかったのが残念。 いつかまた来よう。待っててね、コルカタ。
by tacca531
| 2006-06-10 14:48
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