2008年 01月 09日
地元の駅前ではしょっちゅう、
「アンケート」とか「セールス」に捕まりかけた。 酷い時は行きと帰り両方で、同じ人に声をかけられたりした。 断ったってば(といっても相手は顔なんか憶えてないのだ)! ティッシュを配る人は、なぜか自分だけを目がけ、 2・3個束にして手を突き出してくる気がして仕方なかった。 きっと自分は相当「スキだらけ」か、 もしくは「押しが弱そう」に見えるのだと思い、 駅前を歩く時は 『わたし今忙しいんですオーラ』を無理矢理出して、 一点を見据えて早足で歩く習慣がついてしまった。 そんなボヤっとしたわたしがインドでどんな感じかというと… しょっちゅう『横入り』されるんですねえ。 インド人、もともと列に並ぶってことができなくて、 2車線の道路を車が6列くらいになって走ってたりしますけど。 でも、映画のチケット売り場やイベント会場の入り口は、 一応列に並ばないといけないってことになってて、 そのための警備員も立ってたりするので、 みんな嫌々ながらも行列を作って待つ。 段取り悪かったり、ボディチェックに時間がかかったりして、 待ち時間も長くなる。 と、そこへ並んだわたしの前にスルリと割り込む輩が。 そういう人、絶対後ろを振り向きません。 「ちょっと!」 って文句言っても知らんぷりするか、とぼけるか。 抗議しても結局泣き寝入りになることもしばしば。 「前の人が入っていいって言ったから」 なんていうとんでもねー言い訳する人もいる。 ここ最近、立て続けに「横入り」されるコトがあって、 嫌〜な気分になっていた。 近所の牛乳スタンドでちびっ子にされるのと違って、 まったく、いい大人がしないでよって思うと同時に、 「どうしてワタシなわけ?」 特にぼんやりしてるつもりもないのに、 なんでワタシの前なわけ。後ろじゃなく。 なめられてるのか。 バカにされてるのか。 もしや人種差別。 と、かなりマイナス方向に思考が動き始めていた頃。 とある場所で列に並んだわたし。 カウンターまであと数人のところで、横に怪しげなおじさんが立った。 む、もしや、またもや。 「今日はぜっっっっっっっっっったい、入れさせないからねっ!」 と、目を三角にしてギロリと睨みつけたら、 おじさん一言 「あ、君並んでるの?」 ・・・あのね。 目の前に10メートル以上の美しい行列ができてるでしょう。 なのに「並んでるの?」ってことある? 答える気力もわかず、うなずくと、 おじさんは諦めて後ろへ回りました。 横入りはされなかったけど、とても嫌な気分。 おじさんにだけじゃなくて、 カリカリしてる自分にとても嫌な気分。 マナー守れない人は悪いけど、 卑屈になるのはやめておこうと思った。 汚れたり歪んだ鏡で見ると、 何であれモノを正しく見ることなんかできない。 次にまた割り込まれたら、 「ちゃんと並んでください」って 普通に言えばいいだけのことなんだもんね。 まあしかし、割り込みされるくらいならいいですが、 ホントに「スキありあり」に見られてたとしたら、 やっぱり危険だなあと思う今日この頃。 慣れたと思っていても、 というか慣れた頃が危ないというコトもあるし。 自分自身、再点検。
by tacca531
| 2008-01-09 18:35
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