2011年 06月 30日
雨季に入りました。
気温は下がったけど、蒸します。 蒸します、蒸します。(二郎さん風にどうぞ) ここ数ヶ月、お家にこもって、 クリケットかテニスばかり観ている気がする。 うちのTVは、もはや『スポーツを観るための機器』。 コレは雨季入り前、ご近所さん宅の布団打ち直しの風景。 見守る若旦那は、休日ゆえターバンなしのお姿。 弓みたいな道具をびよーんびよーんとはじいて、綿をほぐしていきます。 ふわふわになったら、布団皮に戻して、ゴーカイに棒で叩きまくる。 「打ち直し」っていうぐらいだもんね…。 日本も梅雨の頃って、梅干しを漬けるシーズンだけれども、 インドもこの時期、漬け物『アチャール』用の青いマンゴーが出回る。 野菜マーケットに行くと、何キロも買いこんで、 その場で種ごと刻んでもらってるお客さんがチラホラ。 わたしは市販の瓶詰めを買ってきているけれど、 自家製ってその家によってそれぞれ秘伝の配合があって、 きっと美味しいんだろうなー。 実はわたしも、今年は漬け物に初挑戦なのだ。 ただし、アチャールではなく。 向かった先は、果物屋。 買ったのはコレ。1キロなり。 杏。 あんず。 アプリコット。 これで、「梅干し」代わりの「杏干し」を漬けてみます。 日本でも梅干し作り、流行ってるみたいだし。 うちの両親が、庭の梅の木から収穫した実で梅干しを漬けていて、 毎年それを分けてもらっているんだけど、在庫残りわずか。 もともとそんなに梅干し消費しないし、なければないで大丈夫なんだけど、 果物屋で杏が売られているのを見て、ふとやる気になったのだ。 海外暮らしの日本人の間では、けっこう研究されているらしい、 梅干し代わりの「杏干し」。 赤シソが手に入りそうにないから、色は付かないんだけどね。 で、さっそく、他の材料もそこら辺の店で揃えてみる。 ・クエン酸 ・塩 ・ウォッカ クエン酸は、製菓材料のところで。 梅にくらべて酸味が足りないから、 入れた方がより「梅干し」風になるそうなので。 塩は、こっちにはいわゆる「あらじお」がないので、 ほんのりピンクの「岩塩」を砕いてあるやつにしてみました。 精製塩よりはいいかと…。 そして「ホワイトリカー」の代用品として、ウォッカ。 カビ防止のためにね。なんせ暑いので。 こちらでは、基本的にまだ女性は酒屋で買い物しづらいのですが、 ウォッカアリマスカ〜? と外人風に尋ねて、無事ゲット。外人だからホントに。 安いインド産ウォッカだけど、 ちょっぴり入れるだけだから、何でもいいさ。 ただし、焼酎より度数低め。大丈夫かしら。 初心者なので、手軽にできる「ジップロック法」で漬けてみることに。 塩分はしっかりめに18%。 塩辛いのは嫌だけど、傷むのは困る。 全部を袋に入れたら、水分が出てくるまで数日待つ。 梅の場合は上にしっかり重しを置いた方がいいみたいだけど、 杏は柔らかいから、何だかつぶれちゃいそう。 なので、とりあえずこのまま。 一晩あけたら、これだけ水が揚がってきてました。 皺もよってて、ちょっと梅干し『風』だし。 完全に梅が漬かるくらいになったら、 冷蔵庫に移動させようかなあ…。 さて、無事にできるのでしょうか。杏の漬け物…。 道のりは長い。待て!次号。 カビませんようにー。
by tacca531
| 2011-06-30 18:23
| 食う
|
ファン申請 |
||