2011年 07月 22日
早いもので、『TMJシンドローム』とのお付き合いも4ヶ月。
「ああ、あの一昔前に流行ったバンド?」 と、言いたくなる名前だけど、 TMJシンドローム = 顎関節症 Temporomandibular joint disorder とホントは言うらしいけど、 脳にムチを打っても覚えられそうにありません。 ある朝、突然奥歯に違和感をおぼえて、 同時に首・肩・背中に横綱級の凝りと痛み、それから頭痛。 そのうち、噛むと耳の奥が痛むようになり、口が開きづらくなってきた。 それで歯医者に行くと、樹脂製のマウスピースを作らされた。 こんなケッタイなものが効くのだろうか?と疑っていたけど、 実際、奥歯の違和感以外はほぼ治ったようなので、ホントに効くのだ。 この病気、日本人はよく患うらしいけれど、 インドでは「何それ?初めて聞いた!」と言われることの方が多い。 (専門医も少ないらしい) 顎が丈夫なのかなあ、インド人。 口中老後体験。 おそらく80代くらい。 痛みがなくなったとはいえ、まだ硬いもの・噛みごたえのあるものは、 うまく食べられない。 ほっぺ辺りの「噛む筋肉」がまだ引きつっているのと、 数ヶ月柔らかいものばかり食べているせいで、顎の力がなくなってるのだ。 生のスティック野菜、赤身の肉(ステーキとか)、ナッツ類、 イカ&タコ、あさり、キャラメルなんかは厳しい。 食べてないからわからないけど、「かりんとう」とか「お煎餅」あたりも無理っぽい。 「最近、かたいものはダメでねえ…」 という、おじいちゃんおばあちゃんの辛い気持ちが少しわかるような気がする。 頑張って何とか噛み砕いても、食感を楽しめなかったら、 そんなに美味しく感じられないんだよねえ。消化も悪いし。 いずれ経験するかもしれぬ、そんな痛みを擬似体験中の気分。 この病気、元々噛み締め癖のある人がなりやすいそうで。 全然自覚がなかったけど、どうも寝ている時と何かに集中している時に、 奥歯に自然と力が入っているみたいだ。 (上下の歯が普段ほとんど触れないのが正常) それでひとつ諦めたことがある。 実は、ローティー(チャパティ)の生地をこねられない。 下を向いて力を込める作業をすると、どうしても食いしばってしまう。 ついでに薄く丸く伸ばす作業も、集中力がいるせいかよろしくない。 結果、「お家でインド料理大作戦」が、見事に頓挫することになってしまった。 数年来の課題、「自分でおいしいローティーを焼く」は、 今回もクリアできないままだ…。無念。 というわけで、もともと選択の幅が狭いうちの献立が、 より一層狭くなってきている今日この頃。(相方、かわいそお) でも、むしろ日本にいて「何でも食べられる」状況だったら、 もしかしたらもっと辛いのかもしれないよね、と自分をなぐさめつつ。 家に居るときは基本的にマウスピース付きで過ごしている。 でも最近慣れ過ぎてしまい、付けたまま電話に出ちゃったり、 うっかり出かけそうになっちゃったりして大変です。 とりあえず、口中年齢60代くらいまで早く若返りたいなあ…。
by tacca531
| 2011-07-22 16:15
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